2007年01月22日

カラオケ店火災に思うこと。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070121i304.htm
兵庫のカラオケ店で火事があり、客3人が死亡し、働いていたアルバイト店員が業務上過失致死等で逮捕された。
各新聞で見る限り亡くなった客の家族が泣いている写真や、生前のエピソードが並ぶ。
 しかし、これらの記事達を読んで物足りなさを感じずにはいられなかった。
 確かに、遺族にとってはやりきれない事故だろう。
遊びに行っていてまさか死ぬとは考えてもいなかったと思う。
 しかしである、週刊誌ならともかく新聞まで誰にも突っ込まれないようなお涙頂戴記事はどうだろう。
私は、亡くなられた方はもちろんだが、逮捕されたアルバイト店員も気の毒だと思った。
 聴くに、アルバイトという身分でありながら一人で店の切り盛りをしていたという。
 調理をしながら、オーダーを受け、料理を運び、受付、会計、雑用、これを一人でやるのである。常連の客に助けられてやっとだったそうだ。火を消して、客の対応すれば揚げ物は油をすって客に出せない代物になる。
 揚げ始めたら、簡単には火が止められないのである。しかし、客からは「オーダー早く」と急かされ、「料理まだ」と急かされる。アルバイトという身分だから、色んなことを判断するには制限される。火を切って、油を吸った揚げ物を、捨てたら雇い主に叱られ解雇されるかもしれない。
消火器の使い方を知らないのは問題だが、その結果火事になり警察の厄介になる。警察に連れて行かれなければ、病院に運ばれていた可能性もあるのだ。この人は、バイト代で月幾ら頂いていたんだろうか?
 まったく、割に合わない仕事である。
 警察は、火元管理者及び経営者も立件の方向で検討しているという。当然である。
 さらに言えば、この事件の裏にある問題は、やはり雇用の問題であろう。
 これだけの仕事を、アルバイトにやらせる社会状況に問題があるのではないだろうか?
 正社員の採用を控え、アルバイトや派遣で人件費を抑えている会社がまだ多い。
 各新聞社はもっと、アルバイト店員の状況を想像力を働かせて問題をここまで掘り下げて欲しいと思った。
 でないと、この女性はどうなるんだろうか?35歳正社員は難しい年齢である。食べていくため止む無く仕事はしなければならないのである。
 こんな、非常識な店で超過酷労働をしていても文句も言えずにいたんだろうか?警察に厄介になったというだけで、再就職のチャンスも少なくなり世間の目が冷たくなるのは、気の毒だ。無罪は免れないにしても、マスコミはこの女性の立場を少しでも報道して、再就職しやすいようにしてあげるべきだと思う。
posted by シーザー at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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